死刑囚・後藤の話を聞いているうちに、その信ぴょう性に 上申書殺人事件(じょうしんしょさつじんじけん)とは茨城県で発生した殺人事件。「上申書事件」「茨城上申書殺人事件」とも呼ばれる。, 死刑判決を受けて上訴中だった元暴力団組長の被告人Gが、自分が関与した複数事件(殺人2件と死体遺棄1件)の上申書を提出。元暴力団組員が「先生」と慕っていた不動産ブローカーのMが3件の殺人事件の首謀者として告発された。元暴力団組長に取材を続けていた雑誌『新潮45』が2005年に報じたことによって、世間から大きく注目されるようになり、「先生」が関与した1つの殺人事件について刑事事件化した。

このブログは僕の好きな映画の事をただひたすら語るだけのブログです。. あなたは映画「凶悪」を観賞したでしょうか。あの映画「凶悪」は実話が元ネタとなっています。事実は小説よりも奇なりと言ったもので、まさかの実話の元ネタを実写化しています。「上申書殺人事件」と名付けられた事件をお伝えしていきます。, 2013年9月21日に公開された衝撃の映画作品。テレビ「アンビリバボー」でも紹介され話題となりました。映画を観終わった後、この事件に対して、良い意味で決して気持ち良くならないであろう内容が「そこ」にあります。事件の恐ろしさは勿論のこと、それが実話の元ネタがあると知れば、尚更この「凶悪」の映画タイトルに納得出来ます。それでは、ご案内します。映画をこれから観ようという方にはネタバレ注意です。こちらは宮本氏が取材したものが文庫化されたものでベストセラーとなりました。, ここからは、死刑囚後藤良次が告発手記を書かなければ、闇に葬られていた事件をお知らせします。, 2005年3月、凶悪殺人犯である死刑囚後藤良次が、雑誌「新潮45」の記者である宮本太一氏に記事にして欲しい事件があるので、会って欲しいという要望がありました。死刑囚後藤良次の手記が真実なのか宮本氏は取材を重ね、2005年10月17日に死刑囚後藤良次の弁護士が茨木県警本部に上申書を提出されたタイミングに合わせて、翌日「新潮45」10月18日に11月号発売。凶悪殺人犯の告発が主な内容となりました。, 凶悪殺人犯である死刑囚後藤良次の発言は、間違っていないのか。後藤良次本人の死刑が確定されていることから、新たな事件の供述を始めて死刑の延長を望んだ嘘ではないのかと、記者である宮本氏は考えますが、取材を進めていくうちに、凶悪殺人犯の言うことのつじつまが合致していきます。, モデルとなった宮本氏は映画では主演山田孝之が演じています。また映画の編集長のモデルは当時の編集長、中瀬ゆかり。, 出典: http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp, 栃木県宇都宮市簗瀬(やなぜ)町に1958年7月24日誕生。この時は、これから起こすであろう事件など知る由もないはずですが‥‥。彼の生い立ちを見るだけでも凶悪のエリートと言っても過言ではないでしょう。映画では生い立ちは描かれていませんので、ご紹介します。14歳にて窃盗事件、暴力行為の事件を起こし、初等少年院1年を経験し、16歳にて暴力団の組に入ります。17歳ではまたも窃盗事件、器物破損事件を起こし中等少年院へ。19歳で器物破損事件を起こし、特別少年院へ。20歳では公務執行妨害事件と傷害事件を起こし逮捕。懲役1年4カ月。22歳で、またも窃盗事件、器物破壊事件・住所侵入事件を起こし逮捕。懲役10カ月。23歳で恐喝事件を起こし逮捕‥‥。アンビリバボーですよね。その後暴力団としての地位を確立していきますが、ついに1990年殺人事件を犯します。※画像はイメージです。, ・1990年11月、対立していた住吉会系の組長を射殺する事件を起こします。翌年、逮捕されますが、十分な証拠がなくこの事件は不起訴処分に。・1994年11月、後藤良次は暴力行為事件、銃刀法違反事件、覚醒剤取締法違反で逮捕され懲役4年の実刑判決が下されます。・1999年5月「自殺偽装殺人事件」宇都宮市内で知人の自営業者を絞殺。この自殺偽装事件は2007年に上申書とは別に自供を始めました。被害者には1000万円の保険金がかけられていました。・1999年後半、後藤良次はただでさえ「凶悪」でありましたが、この出会いで更なる「凶悪」を生み出します。その出会いこそが「先生」と呼ぶ「死の錬金術師」三上静男との出会いでした。・2000年7月、「水戸殺人事件」刑務所仲間にメンツを潰されたと激怒し、仲間の暴力団員・小野寺宜之と共謀し暴行し、両手両足を縛り那珂川へ投げ込み殺害する事件が発生。・2000年8月、「宇都宮マンション死傷事件」計4名への死傷事件。女性1名が司法解剖の結果、急性薬物中毒が死因とみられる。他女性1名男性1名は胸等を刺され重傷。残る男性は胸を刺されたが比較的軽症でありました。全員が縄に縛られ身動きが取れない中、後藤良次は、小野寺、浦田、沢村容疑者と灯油をマンションの部屋にまき散らし着火。比較的軽症であった男性が自ら縄をほどき消火したといいますが、死亡者が4名出ていたかもしれない事件でありました。生き残った彼らから情報を聞き出し、暴力団幹部後藤良次らを殺人未遂、放火容疑で指名手配。・2000年同8月。後藤良次容疑者ら4名を逮捕。・2003年2月。凶悪犯罪事件を繰り返した後藤良次は死刑判決が下される。・2005年3月に宮本氏に接見依頼。1つ1つの事件が、まさに「アンビリバボー」な事件ばかりですが、この事件だけでも十分被害者は出ていますが、映画の凶悪にはたどり着いていません。ここからが、映画の「凶悪」な事件の全貌が明らかになっていきます。※ネタバレ注意, 映画凶悪での死体遺棄事件でのワンシーン。ピエール瀧演じる後藤の簡単に一仕事終えた後の一服と、死体が燃えている炎を笑顔を浮かべて眺めているリリーフランキー演じる三上静男。, 「大塚氏遺体遺棄事件」三上静男と出会った後藤良次は、三上静男が殺害した遺体遺棄を手伝い、栃木県石岡市の焼却場で遺体を焼きました。この二人が出会わなくても事件は起きていましたが、二人が出会ったことにより事件はエスカレートし過激さを増すこととなりました。二人が出会ったことが事件であったかもしれません。こちらの事件は確実な証拠が出ずに立件できずに終わっています。, 「倉浪氏生埋め事件」埼玉県大宮市(現さいたま市)の男性を茨木市内に生埋めにして殺害した事件。土地持ちの老人を拉致し、その全ての権利を三上静男名義にしてから、殺害し、その手に入れた土地を売却することでお金を生むという錬金術。この事件は、死体が発見出来ずに立件されはいません。先生こと三上静男が危険を察知し、死体を掘り起こして別の場所に移したと言われています。, 2000年4月~7月茨城県阿見町廻戸のカーテン屋経営(映画では電器屋経営)の栗山氏が糖尿病や肝硬変の治療の為に入院。退院後に仲介者を通して三上静男に栗山氏の家族が病死を装って殺して欲しいと依頼。2000年7月~8月水戸市内の三上静男の事務所にて栗山氏に死亡のその日まで焼酎、ウォッカ等アルコール度数の高い酒を無理やり口に押し込む等して飲酒させ、呼吸不全にて殺害した事件。2000年8月栗山氏の遺体は発見されるも、警察は事件として扱わず自殺として処理。, ピエール瀧がモデルとして演じた後藤は、凶悪な犯罪者ですが、子分の面倒を見、また周囲への配慮もありました。後藤が犯罪を犯すタイミングは、嘘をつかれたりと自分へ対する裏切り行為が発覚した時に暴力行為が発生します。勿論、それは行き過ぎた行為で、許されるものではありません。約束は守る。という仁義も通していました。ですが、この極道の筋を通してきた男がなぜ、「先生」を売ったのでしょうか。それには訳があります。1、仲間と思っている自分にも嘘をつかれる。2、保険金殺人の報酬2500万円を受け取れば自首しようとしていたが、約束を反故された。3、先生の殺人を黙っていれば3000万用意すると言ったが、約束を反故。4、面会時に、良い弁護士をつけると言ったが、これも嘘であった。5、後藤が逮捕される時に、舎弟の藤田幸夫の面倒をみてやってくださいと頼み、先生は「任せておけ」と約束はしたが、逆に自殺に追い込み、またも約束を反故した。6、これは「先生」と最も異なる点ですが、何の罪もない人を虐待殺害をしてしまったことへの贖罪の念から、上申書を提出することを決めました。, モデルとなった後藤良次を映画ではピエール瀧が演じています。放火事件後、逮捕されるピエール瀧演じる後藤良次。ピエール瀧の存在感がありすぎて、本人の後藤良次よりも狂気が孕んでいるようにもみえます。勿論、後藤良次本人と対面した訳ではありませんが。, 幼少期の生い立ちはあまり明確になっていませんが、映画では描かれていないかなりの残虐性を持っていました。まさにアンビリバボーな映画にはない事実を列挙します。・良心の呵責を感じない・動物虐待を楽しみ、鳥を蹴り上げたり、首を絞めて殺したりしていました。・監禁して苦しんでいる姿をみている。・カーテン屋の頭を坊主にし、体中に油性マジックで落書きをする。つまり、自分より立場の弱いものが苦しんでいる姿を見て楽しむ頭の持ち主でした。生い立ちという思考をもって彼を考えるよりも、もともと常軌を逸していた人格なのかもしれません。また後藤が捕まった後も様々なお金儲けの(勿論違法な)計画を練りますが、実行犯の後藤がいない為にうまく立ち回ることなく事件にもなっていません。, リリーフランキーのモデルとなった三上静男はアンビリバボーな人格でありました。後藤の舎弟を自殺に追い込んだことから、獄中の後藤から怒りの手紙が送られてきます。もしかしたら、「先生」のことを告げ口するかもしれないと、警察がまだ動いていない間に、証拠隠滅に奔走します。実質、証拠不十分で上申書の3件の殺人事件のうち立件された事件は保険金目当ての殺人事件のみ。そのことで、「先生」は後藤と違い死刑を免れています。, モデルとなった三上静男を映画ではリリーフランキーが演じています。原作でも二人の凶悪ぶりは当然で、映画でもピエール瀧との相性は抜群です。またピエール瀧の演じる後藤良次は「先生」のことを非常に慕っていました。, 2003年水戸事件、宇都宮事件に関与した小野寺宜之に無期懲役、浦田大に懲役12年、沢村勝利に懲役10年の実刑判決。2005年11月栗山氏殺害事件の被害者親族5人を詐欺容疑で逮捕。2007年1月栗山氏殺害事件の殺害容疑で、依頼した家族を逮捕。2007年3月栗山氏殺害事件の死亡保険金が振り込まれ口座を不正解説したとして詐欺罪に問われた工務店経営者夫婦、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡しました。2007年7月栗谷氏殺害事件で殺人依頼をした家族妻と娘に懲役13年(求刑18年)娘の夫に懲役15年(求刑18年)を言い渡しました。, いかがだったでしょうか。殺人事件という垣根があまりにも低い劣悪な凶悪事件。後味が悪いことこの上なしです。アンビリバボーというレベルを超えていますよね。映画のオリジナル脚本であって欲しいと願うも全てが事実。ただ、ネタバレとして事実を知っていても十分に楽しめます。動画はほんの一部なので、動画だけではなく、映画を是非観賞してみてください。最後にもう一度。何よりも恐ろしいことはこの映画は全て事実に基づいているということをお忘れなく。, Wii改造で「できること」って何?ハック方法やHBC・USB起動まとめ【2017最新】, 映画『凶悪』の元ネタ→上申書殺人事件の実話が凶悪過ぎる【アンビリバボー】のページです。Cosmic[コズミック]はファッション・カルチャー・芸能エンタメ・ライフスタイル・社会の情報を発信するメディアです。大人へ向けた記事をまとめて読むことができるWebマガジンを無料で購読いただけます。. こんなサービスがあるの知ってますか?

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凶悪 実話

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「凶悪-ある死刑囚の告発-」。

実際に起こった事件、しかも何人も殺されている凶悪事件である事から私も見るまでは、もしこの映画を見た後味が悪かった場合どうしようか?, 雑誌「新潮45」に、今まで公になっていない殺人事件3件を告白する手紙を書いた事によって、明るみに出た事件の事を言います。, スクープ雑誌の「明潮24」の編集部に手紙が届いた、この編集部に勤める藤井(山田孝之)に編集長は、手紙の送り主に会いに行くように指示する。, 手紙を出した主は、既に死刑判決を受けている、元暴力団組長の男で、須藤(ピエール瀧)といった。この須藤は、まだ表に出ていない殺人事件3件に関与していると告白する。, 「先生」と須藤(ピエール瀧)に呼ばれる男、この男が死の錬金術師と言われた先生事、木村孝雄(リリー・フランキー)です。, しかし、その儲け方に不審な点がある。それは、木村の周りで財産を持っている老人達が次々と行方をくらましているのだ。. 今、最も話題になっている問題作ーそれが映画「凶悪」です。映画関係者が気軽におススメ出来ないほど過激な内容になっているのだとか。何が問題なのかと言うと、この映画は全て実話を元に作られているからです。因みにR15指定されており、15歳未満は観覧する事が出来ません。 新潮45編集部編集、新潮文庫にて発売されています。, 2009年に文庫化され10万部を超えるベストセラーとなり、 映画『凶悪』は、実際にあった死刑囚の告白を文庫化したノンフィクション小説を原作とした、社会派サスペンスエンターテインメント映画です。白石和彌監督の初の長編映画作品で、主演は山田孝之です。本記事では、映画『凶悪』の物語のあらすじをネタバレしていきます。また、映画『凶悪』は実話映画なのか、その真相を考察していきます。映画『凶悪』を見た人の感想もネタバレしていきますので、興味のある方はぜひご覧ください!, 本記事では、山田孝之主演の映画『凶悪』は実話映画だったのかという疑問の真相を考察していきます。他に映画『凶悪』についてや山田孝之をはじめとする出演キャスト、あらすじをネタバレ考察していきます。また、見た人の感想もご紹介していきます!映画『凶悪』のキャストやあらすじ、考察、感想など本作品のネタバレ要素を含みますので、ご注意ください。, 映画『凶悪』は、2013年公開した白石和彌監督作品です。主演は山田孝之で他にピエール滝、リリー・フランキーなど豪華俳優陣が出演しています。本作は、『凶悪ーある死刑囚の告白ー』(新潮45編集部編、新潮文庫)を原作とした社会派サスペンスエンターテインメント映画です。, 『凶悪』は、「知るべき闇は、真実の先にある。」というキャッチコピーのもと2013年の公開から11日で、興行収入が1億をこえ、その人気のため年を超えてロングラン上映されました。, 「人間はどこまで凶悪になれるのか。誰もが凶悪となりうるのか。そして、人間が持つ正義とは―。」というテーマを基に作られており、原作ノンフィクションから発展した、白か黒では括れない人間の本質に迫る重量級でスリリングな人間ドラマが描かれています。また、現代社会が抱える凶悪さや闇に深く切り込んでいく作品でもあります。, 実話をもとにしたとされる映画『凶悪』の主要キャストをネタバレしていきます。山田孝之をはじめとする豪華俳優陣の熱演は必見です。また、この後の、ストーリーのあらすじのネタバレ考察や映画の感想、出演者についての感想、実話かどうかの真相考察にも重要な人物となります。, スクープ雑誌「明朝24」の記者で映画『凶悪』の主人公です。死刑囚須藤に余罪である殺人事件を告白されたことにより、世に言う「上申書殺人事件」の真相を追っていきます。, 数々の犯罪を犯し、死刑判決を下されている男性です。映画『凶悪』のキーとなる人物でもあります。藤井に余罪を告白する手紙を送り、記事にして「先生」を追い詰めたいと頼みます。, 「先生」とよばれている不動産ブローカーです。須藤と共に数々の殺人を犯しますが、須藤が刑務所に入ったのちにも塀の外で悠々と暮らしています。映画ではその凶悪さが描かれています。, 藤井の妻で、認知症を患う藤井の母の介護をしています。殺人事件の今日は凶悪さからはかけ離れたところで生活していますが、懸命に介護をし、藤井のことも支えて行く中で、母の介護や藤井の態度に相当なストレスを抱えています。, 山田孝之主演の映画『凶悪』のあらすじをネタバレ考察していきます。ここで実話をもとに作られたという映画『凶悪』の全容が分かります。相当なあらすじネタバレとなっておりますので、映画『凶悪』のあらすじをまだあまり見たくない方はご注意ください。, 映画『凶悪』のストーリーは「この物語は実在の事件をもとにしたフィクションである」というテッロプからスタートします。そして、七年前、どこかに向かっている車の中で、3人の男性が話をしていますが、そのうちの1人は縛られておびえている様子です。運転している男性に「純次さん」と呼ばれる男性が、その縛られている男性を殴り、暴言を吐きます。, そして、縛られていた男性は川に落とされてしまいます。また、場面が変わり、ある一室で男性が縛られ、先ほどの「純次さん」と「五十嵐」と呼ばれる運転手だった男性に女性が強姦されています。, 女性は多量の覚せい剤を投与され、死んでしまいます。そして、「純次さん」は「五十嵐」に灯油をまくよう指示し、男性もろとも部屋に火をつけます。, その後、車内で、「純次さん」は「五十嵐」に銃を突きつけ、「お前だけは信じてたのによ」と言い、「五十嵐」を殺害します。そして、数々の殺人を犯した「純次さん」こと「須藤純次」は警察に捕まります。, 須藤が逮捕された数年後、強姦され放火された女性の父親のもとにあるジャーナリストが取材に訪れます。父親は、「娘は殺害されたのに、なぜその娘が非難されなくてはならないのか」と憤りを口にします。また「やっと世間は忘れ始めている。放っておいてくれ」とも。, ジャーナリストこと「藤井修一」は、「時間がたった今だからこそ伝えるべきことがある」と交渉しますが、「面白おかしく記事にして、被害者のことなど何も考えていない他の記者と、あなたは何が違うんですか?」という問いに言葉がでず、取材を断られます。, 会社に戻った藤井は上司に先ほどの「風俗嬢ストーカー殺人事件」の取材を断られてことを報告します。そして上司に、ある手紙を預かり、その送り主にあって話を聞くよう指示されます。その送り主こそが、死刑囚「須藤純次」だったのです。, 藤井は獄中の須藤と面会室で対面します。須藤は犯した罪の残酷さから想像されうる様子とは異なり、丁寧に物腰柔らかく、そして神妙な面持ちで話を始めます。「自分は死刑判決を受けている身であるが、話していない余罪が3つある。そして、その首謀者だった人物が捕まらず娑婆でのうのうと生きていることが許せない。」と明かします。, そして、藤井は手紙の内容を確認し、須藤は余罪について話し始めます。須藤は「1人目のじいさんは焼却炉で燃やした。土地を転売して生き埋めにしたじいさんが2人目、3人目のじいさんは保険金かけて殺した。」と話します。そして、そのすべての事件の首謀者は、須藤が「先生」と呼ぶ人物であり、娑婆でのうのうと生きているといいます。, 須藤は、自分の話を記事にして「先生」を追い詰めたいと言い、藤井に頼みます。また、藤井は、刑務所をでて家に帰ります。すると認知症の母の面倒を見ている妻・洋子から母のことを相談されますが、藤井はそれどころではなく、須藤の証言をまとめます。, 「先生」は本名を木村孝雄といい、土地を転売する不動産ブローカーでした。藤井に報告を受けた上司は、不動産ブローカーの犯罪はよくあることであり、記事にできないと藤井に言います。藤井は須藤に、証言内容に信憑性が持てないため、記事にできないと話します。, 須藤は、自分は上告中であり、性に執着していて余罪を話すはずがないと「先生」は考えていると言います。そして、須藤がそこまでして「先生」を憎むわけは、須藤が「先生」の企みによって、自分の舎弟である「五十嵐」を殺すことになってしまったからであったと打ち明けます。, 出典: https://web-hot-news.blog.so-net.ne.jp, 須藤は、「どうせ死ぬなら綺麗になって死にたい。どうせ死ぬなら明るみになっていない事件も明かさなければ被害者の方々が浮かばれない。」と言って藤井に頼み込みます。藤井は、被害者のことを思ってか、会社に黙って記事にしようと考えます。しかし、須藤の話は記憶があいまいで、藤井はどこか引っかかるところがあったため、分かっているところから事件の詳細を調べ始めます。, 藤井は、2件目の土地を転売して生き埋めにされた事件について調べ、地図を辿りながら現地を訪れ、転売された土地を発見し、その被害者は島神という名前であることをつかみます。近所の男性によると、転売される前の島神の土地にはヤクザが出入りしており、「先生」が関わっていることが分かりました。, 藤井は須藤の証言と自分で調べたことを照らし合わせて、島神を生き埋めにした場所を特定します。その場所は手を付けられていない空き地になっており、「先生」の会社である木村商事が所有する土地でした。空き地であることとと「先生」が後から遺体を掘り起こして閥の場所にいつしている可能性があるため、証拠を見つけることは困難となりました。, 一方須藤は、森田という一件目の遺体を焼却したもう一人の協力者がおり、彼は土建屋でその会社の焼却炉で処理したと話します。藤井は森田を訪ねると、森田は事故にあって話ができない状態でした。そして3件目の保険金殺人の被害者は自殺として警察が処理しており、これも証拠を見つけることは困難でした。, 藤井は、須藤の話が真実であると思いながらも証拠がないため記事にすることを止められているがと須藤に話します。すると須藤は激高し、今までの落ち着いた雰囲気とは別人格のような様子で藤井に怒りをぶつけます。藤井はその「凶悪」さを垣間見ながらも、事件の真相を負うために取材を続けようとします。, 一方で、藤井の家では認知症の母と妻の関係が悪化し、妻が藤井に助けを求めますが、藤井は疲れ切った様子で話を打ち切ります。そして、家族のことは顧みず、取材を続けます。そして藤井は須藤の妻のもとを訪れます。彼女は、「先生」にはお世話になったということと、3件目の保険金殺人の被害者の牛場について話します。, また彼女は、須藤はどうしようもないけど憎んない奴だったと話します。ここで藤井は、「先生」と須藤の狂気に満ちた犯行とは裏腹な、人間味のある面を知ります。藤井は再び須藤に会いますが、前回のような凶悪さはなく初めにあった時のような穏やかな様子に戻っていました。, 藤井は3件目の被害者の牛場の家族のもとを訪れます。そこで牛場が多額の保険金に入っていたこと、本当に自殺だったのかということについて尋ねますが、家族は警察がそう判断したと言い、なにかを握っている様子もありましたがそれ以上は何も聞き出せずその家をあとにします。そして、自殺現場とされる場所も訪れますが何も証拠はありませんでした。, 「先生」は、自分の事務所で金を貸していた男性が返さないと言ってきて激高し、その男性を殺してしまいます。そして、木村は須藤に相談します。木村と須藤は土建屋の森田を訪ね、そこの焼却炉で遺体を燃やします。これが須藤が藤井に告白した第1の余罪であり、この映画で語られる事件の始まりです。ここで須藤は木村を落ち着かせる言葉をかけたり、木村が須藤を頼っていることから、二人は親密な関係にありました。, 2件目の事件の被害者、島神の所有する土地を須藤と木村が訪れます。木村によると、島神は失踪しており住民登録もされていないため、島神本人は殺して、適当な人物で住民登録して高値で売ってしまおうという話になった。福祉団体関係者の福森という人物の協力を得て島神を見つけ出し、気絶させて、人が行きつかない空き地に生きたまま埋めてしまいます。, 一方で、「ムショ仲間」の「けんちゃん」の出所祝いをしていると、彼は自分の組から出所後にひどい待遇を受けたと愚痴をこぼしたことで、須藤は敵対する組の組長を殺そうとたくらみます。, 木村は3件目の保険金殺人の被害者の牛場の家族のもとを訪れます。家族によると牛場は相当額の借金をしており、家屋は保険料も払えない借金苦に陥っているということでした。そこで木村は、もともと酒に酔って体を壊していたことから、大量のアルコールを摂取させて自殺に見せかけて殺すことを計画します。牛場の家族も了承し、木村に牛場を預けます。, そして、須藤とその舎弟の協力の元、牛場を殺害し、自殺に見せかけて死体を森に遺棄します。また、須藤は「けんちゃん」の組の組長を殺しにいたったところ、「けんちゃん」が嘘をついていたことを知り、逃げていた彼を捕まえて川に突き落とします。これが映画冒頭にあった七年前の殺害です。, 須藤は、牛場の死体遺棄後、「けんちゃん」を逃がしたということで舎弟の日野の殺害を企てます。これは映画冒頭のマンソンの一室で女性を強姦し薬物を過剰摂取させたことで殺害し、縛っていた日野もろとも放火して証拠隠滅した事件で、風俗嬢ストーカー殺人事件と報道されていました。この事件で女性は死亡しましたが、日野は大けがを負いながらも助かり、この事件によって須藤は警察に指名手配されました。, 木村は須藤が計画外の殺人を犯して警察に追われていることにより、自分の身も危ないと思いました。そして、須藤に、捕まっても死刑にはならない、刑務所に入っても金を送って世話をするといって安心させ、さらに舎弟の五十嵐が自分に逃走のための資金を頼んできたことを告げます。これは木村の嘘でありましたが、裏切られたと激怒した須藤は、五十嵐を銃で撃って殺害します。これによって、須藤は死刑囚となりました。, 藤井は上司に記事を上げる許可を取り、須藤の告白を記事にして週刊誌によって報道しました。須藤の告白した3件の余罪は、須藤が上申書のなかで告白したことから「上申書殺人事件」と呼ばれました。, 3件目の保険金殺人事件にかんしてその家族が警察に捕まったことにより木村の関与、今までの犯罪も明るみになり、裁判にかけられました。この結果、木村は無期懲役、そして須藤は懲役20年となりました。, 藤井は木村の裁判で証言したのち、感情を高ぶらせながら「無くなった被害者のためにもあなたは生きていちゃいけない。この世で喜びなんか感じるな。生きてる実感なんか感じるな。」と言います。また、映画の最後、木村に面会した際、木村は「私を殺したいと1番強く願ってるのは、被害者でも須藤でもなく」と言い、藤井を指し示します。その時の藤井の深い闇に満ちた、序盤とは全く違う表情で映画が幕を下ろします。, 話題の新潮45が暴いた記事を元にした映画『凶悪』を観た。なかなかの後味だわ。世の中は映画より恐ろしい。 #凶悪 #新潮45 #山田孝之 #ピエール瀧 #リリーフランキー, 本作は「新潮45」が記事にして暴いた実話がもとになっているといわれています。人間や世の中の「無常さ」や「暗さ」が見事に表現された作品です。, これは殺人事件をテーマにした作品ではないのだ。保険金殺人がテーマでもない。#凶悪 #邦画 #保険金殺人 #犯罪事件 #記者#山田孝之 #ピエール滝 #リリー・フランキー の演技バトル!悪に騙されるな https://t.co/UEaJVVXzRB, 本作品を見て、「上申書殺人事件」の真実や凶悪さに目が行きがちですが、主人公藤井や須藤、木村を通して、人間の様々な面が表現されています。, 山田孝之主演映画『凶悪』本当に実話映画なのか、その真相を考察していきます。今までのあらすじ考察や、この映画の好印象の感想や悪い印象の感想、その他映画に関する感想とあわせてお読みいただくと、本作品についてより詳しく考察することができます。, 映画『凶悪』の原作はあり、本作は実話をもとに作成された映画です。原作は、『凶悪ーある死刑囚の告発ー』(『新潮45』編集部偏)で、実際に株式会社新潮社の編集者の宮本太一が死刑囚から告発された未発表の殺人事件の話をもとに、白日の下に晒されるまでのすべてを書き収めた、ノンフィクション作品です。本作で作者の宮本は、この話はフィクションではなく本当にあった実話であると繰り返し話しています。, この映画と原作との関係性について、ここでは大きく違っている部分をいくつか挙げていきます。まず、原作では須藤が書いた手紙の全文が記載されていますがその中で、映画では須藤自身が殺したと描かれている舎弟は自殺だったと書かれています。また、2件目の島神さん不動産殺人事件の協力者である福祉団体関係の福森という人物は、原作では「先生」と同じ不動産ブローカーであります。, そして、原作では全く触れていないこと、それは藤井の家族のことです。映画では、認知症を患う藤井の母とその世話をする妻が登場します。これは映画ならではの演出ですが、このことによって作品全体を漂う、山田孝之演じる藤井修一の「暗さ」や「無常観」が表されています。, 本記事では、山田孝之主演の映画『凶悪』は実話映画なのか、そのあらすじとキャスト、感想を含めてネタバレ考察していきましたがいかがだったでしょうか?人間の「凶悪」な部分を迫真の演技で演じた各役者陣の名演技は必見です。ぜひ映画『凶悪』をご覧ください!, 凶悪は実話映画?ネタバレあらすじや結末の感想など考察【山田孝之】のページです。BiBi[ビビ]は映画・ドラマ・アニメなどのエンタメニュースを幅広くお届けするメディアです。今の暮らしを楽しくするトレンド情報を発信します。.

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WordPress Luxeritas Theme is provided by "Thought is free". 首謀者が「先生」というのはどういう意味なのでしょうか?, 映画「凶悪」の原作はノンフィクションベストセラー小説 無料でレンタルできるということになります。, ちなみに管理人あるこも両方利用させてもらいました^^

死刑囚・後藤の話を聞いているうちに、その信ぴょう性に 上申書殺人事件(じょうしんしょさつじんじけん)とは茨城県で発生した殺人事件。「上申書事件」「茨城上申書殺人事件」とも呼ばれる。, 死刑判決を受けて上訴中だった元暴力団組長の被告人Gが、自分が関与した複数事件(殺人2件と死体遺棄1件)の上申書を提出。元暴力団組員が「先生」と慕っていた不動産ブローカーのMが3件の殺人事件の首謀者として告発された。元暴力団組長に取材を続けていた雑誌『新潮45』が2005年に報じたことによって、世間から大きく注目されるようになり、「先生」が関与した1つの殺人事件について刑事事件化した。

このブログは僕の好きな映画の事をただひたすら語るだけのブログです。. あなたは映画「凶悪」を観賞したでしょうか。あの映画「凶悪」は実話が元ネタとなっています。事実は小説よりも奇なりと言ったもので、まさかの実話の元ネタを実写化しています。「上申書殺人事件」と名付けられた事件をお伝えしていきます。, 2013年9月21日に公開された衝撃の映画作品。テレビ「アンビリバボー」でも紹介され話題となりました。映画を観終わった後、この事件に対して、良い意味で決して気持ち良くならないであろう内容が「そこ」にあります。事件の恐ろしさは勿論のこと、それが実話の元ネタがあると知れば、尚更この「凶悪」の映画タイトルに納得出来ます。それでは、ご案内します。映画をこれから観ようという方にはネタバレ注意です。こちらは宮本氏が取材したものが文庫化されたものでベストセラーとなりました。, ここからは、死刑囚後藤良次が告発手記を書かなければ、闇に葬られていた事件をお知らせします。, 2005年3月、凶悪殺人犯である死刑囚後藤良次が、雑誌「新潮45」の記者である宮本太一氏に記事にして欲しい事件があるので、会って欲しいという要望がありました。死刑囚後藤良次の手記が真実なのか宮本氏は取材を重ね、2005年10月17日に死刑囚後藤良次の弁護士が茨木県警本部に上申書を提出されたタイミングに合わせて、翌日「新潮45」10月18日に11月号発売。凶悪殺人犯の告発が主な内容となりました。, 凶悪殺人犯である死刑囚後藤良次の発言は、間違っていないのか。後藤良次本人の死刑が確定されていることから、新たな事件の供述を始めて死刑の延長を望んだ嘘ではないのかと、記者である宮本氏は考えますが、取材を進めていくうちに、凶悪殺人犯の言うことのつじつまが合致していきます。, モデルとなった宮本氏は映画では主演山田孝之が演じています。また映画の編集長のモデルは当時の編集長、中瀬ゆかり。, 出典: http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp, 栃木県宇都宮市簗瀬(やなぜ)町に1958年7月24日誕生。この時は、これから起こすであろう事件など知る由もないはずですが‥‥。彼の生い立ちを見るだけでも凶悪のエリートと言っても過言ではないでしょう。映画では生い立ちは描かれていませんので、ご紹介します。14歳にて窃盗事件、暴力行為の事件を起こし、初等少年院1年を経験し、16歳にて暴力団の組に入ります。17歳ではまたも窃盗事件、器物破損事件を起こし中等少年院へ。19歳で器物破損事件を起こし、特別少年院へ。20歳では公務執行妨害事件と傷害事件を起こし逮捕。懲役1年4カ月。22歳で、またも窃盗事件、器物破壊事件・住所侵入事件を起こし逮捕。懲役10カ月。23歳で恐喝事件を起こし逮捕‥‥。アンビリバボーですよね。その後暴力団としての地位を確立していきますが、ついに1990年殺人事件を犯します。※画像はイメージです。, ・1990年11月、対立していた住吉会系の組長を射殺する事件を起こします。翌年、逮捕されますが、十分な証拠がなくこの事件は不起訴処分に。・1994年11月、後藤良次は暴力行為事件、銃刀法違反事件、覚醒剤取締法違反で逮捕され懲役4年の実刑判決が下されます。・1999年5月「自殺偽装殺人事件」宇都宮市内で知人の自営業者を絞殺。この自殺偽装事件は2007年に上申書とは別に自供を始めました。被害者には1000万円の保険金がかけられていました。・1999年後半、後藤良次はただでさえ「凶悪」でありましたが、この出会いで更なる「凶悪」を生み出します。その出会いこそが「先生」と呼ぶ「死の錬金術師」三上静男との出会いでした。・2000年7月、「水戸殺人事件」刑務所仲間にメンツを潰されたと激怒し、仲間の暴力団員・小野寺宜之と共謀し暴行し、両手両足を縛り那珂川へ投げ込み殺害する事件が発生。・2000年8月、「宇都宮マンション死傷事件」計4名への死傷事件。女性1名が司法解剖の結果、急性薬物中毒が死因とみられる。他女性1名男性1名は胸等を刺され重傷。残る男性は胸を刺されたが比較的軽症でありました。全員が縄に縛られ身動きが取れない中、後藤良次は、小野寺、浦田、沢村容疑者と灯油をマンションの部屋にまき散らし着火。比較的軽症であった男性が自ら縄をほどき消火したといいますが、死亡者が4名出ていたかもしれない事件でありました。生き残った彼らから情報を聞き出し、暴力団幹部後藤良次らを殺人未遂、放火容疑で指名手配。・2000年同8月。後藤良次容疑者ら4名を逮捕。・2003年2月。凶悪犯罪事件を繰り返した後藤良次は死刑判決が下される。・2005年3月に宮本氏に接見依頼。1つ1つの事件が、まさに「アンビリバボー」な事件ばかりですが、この事件だけでも十分被害者は出ていますが、映画の凶悪にはたどり着いていません。ここからが、映画の「凶悪」な事件の全貌が明らかになっていきます。※ネタバレ注意, 映画凶悪での死体遺棄事件でのワンシーン。ピエール瀧演じる後藤の簡単に一仕事終えた後の一服と、死体が燃えている炎を笑顔を浮かべて眺めているリリーフランキー演じる三上静男。, 「大塚氏遺体遺棄事件」三上静男と出会った後藤良次は、三上静男が殺害した遺体遺棄を手伝い、栃木県石岡市の焼却場で遺体を焼きました。この二人が出会わなくても事件は起きていましたが、二人が出会ったことにより事件はエスカレートし過激さを増すこととなりました。二人が出会ったことが事件であったかもしれません。こちらの事件は確実な証拠が出ずに立件できずに終わっています。, 「倉浪氏生埋め事件」埼玉県大宮市(現さいたま市)の男性を茨木市内に生埋めにして殺害した事件。土地持ちの老人を拉致し、その全ての権利を三上静男名義にしてから、殺害し、その手に入れた土地を売却することでお金を生むという錬金術。この事件は、死体が発見出来ずに立件されはいません。先生こと三上静男が危険を察知し、死体を掘り起こして別の場所に移したと言われています。, 2000年4月~7月茨城県阿見町廻戸のカーテン屋経営(映画では電器屋経営)の栗山氏が糖尿病や肝硬変の治療の為に入院。退院後に仲介者を通して三上静男に栗山氏の家族が病死を装って殺して欲しいと依頼。2000年7月~8月水戸市内の三上静男の事務所にて栗山氏に死亡のその日まで焼酎、ウォッカ等アルコール度数の高い酒を無理やり口に押し込む等して飲酒させ、呼吸不全にて殺害した事件。2000年8月栗山氏の遺体は発見されるも、警察は事件として扱わず自殺として処理。, ピエール瀧がモデルとして演じた後藤は、凶悪な犯罪者ですが、子分の面倒を見、また周囲への配慮もありました。後藤が犯罪を犯すタイミングは、嘘をつかれたりと自分へ対する裏切り行為が発覚した時に暴力行為が発生します。勿論、それは行き過ぎた行為で、許されるものではありません。約束は守る。という仁義も通していました。ですが、この極道の筋を通してきた男がなぜ、「先生」を売ったのでしょうか。それには訳があります。1、仲間と思っている自分にも嘘をつかれる。2、保険金殺人の報酬2500万円を受け取れば自首しようとしていたが、約束を反故された。3、先生の殺人を黙っていれば3000万用意すると言ったが、約束を反故。4、面会時に、良い弁護士をつけると言ったが、これも嘘であった。5、後藤が逮捕される時に、舎弟の藤田幸夫の面倒をみてやってくださいと頼み、先生は「任せておけ」と約束はしたが、逆に自殺に追い込み、またも約束を反故した。6、これは「先生」と最も異なる点ですが、何の罪もない人を虐待殺害をしてしまったことへの贖罪の念から、上申書を提出することを決めました。, モデルとなった後藤良次を映画ではピエール瀧が演じています。放火事件後、逮捕されるピエール瀧演じる後藤良次。ピエール瀧の存在感がありすぎて、本人の後藤良次よりも狂気が孕んでいるようにもみえます。勿論、後藤良次本人と対面した訳ではありませんが。, 幼少期の生い立ちはあまり明確になっていませんが、映画では描かれていないかなりの残虐性を持っていました。まさにアンビリバボーな映画にはない事実を列挙します。・良心の呵責を感じない・動物虐待を楽しみ、鳥を蹴り上げたり、首を絞めて殺したりしていました。・監禁して苦しんでいる姿をみている。・カーテン屋の頭を坊主にし、体中に油性マジックで落書きをする。つまり、自分より立場の弱いものが苦しんでいる姿を見て楽しむ頭の持ち主でした。生い立ちという思考をもって彼を考えるよりも、もともと常軌を逸していた人格なのかもしれません。また後藤が捕まった後も様々なお金儲けの(勿論違法な)計画を練りますが、実行犯の後藤がいない為にうまく立ち回ることなく事件にもなっていません。, リリーフランキーのモデルとなった三上静男はアンビリバボーな人格でありました。後藤の舎弟を自殺に追い込んだことから、獄中の後藤から怒りの手紙が送られてきます。もしかしたら、「先生」のことを告げ口するかもしれないと、警察がまだ動いていない間に、証拠隠滅に奔走します。実質、証拠不十分で上申書の3件の殺人事件のうち立件された事件は保険金目当ての殺人事件のみ。そのことで、「先生」は後藤と違い死刑を免れています。, モデルとなった三上静男を映画ではリリーフランキーが演じています。原作でも二人の凶悪ぶりは当然で、映画でもピエール瀧との相性は抜群です。またピエール瀧の演じる後藤良次は「先生」のことを非常に慕っていました。, 2003年水戸事件、宇都宮事件に関与した小野寺宜之に無期懲役、浦田大に懲役12年、沢村勝利に懲役10年の実刑判決。2005年11月栗山氏殺害事件の被害者親族5人を詐欺容疑で逮捕。2007年1月栗山氏殺害事件の殺害容疑で、依頼した家族を逮捕。2007年3月栗山氏殺害事件の死亡保険金が振り込まれ口座を不正解説したとして詐欺罪に問われた工務店経営者夫婦、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡しました。2007年7月栗谷氏殺害事件で殺人依頼をした家族妻と娘に懲役13年(求刑18年)娘の夫に懲役15年(求刑18年)を言い渡しました。, いかがだったでしょうか。殺人事件という垣根があまりにも低い劣悪な凶悪事件。後味が悪いことこの上なしです。アンビリバボーというレベルを超えていますよね。映画のオリジナル脚本であって欲しいと願うも全てが事実。ただ、ネタバレとして事実を知っていても十分に楽しめます。動画はほんの一部なので、動画だけではなく、映画を是非観賞してみてください。最後にもう一度。何よりも恐ろしいことはこの映画は全て事実に基づいているということをお忘れなく。, Wii改造で「できること」って何?ハック方法やHBC・USB起動まとめ【2017最新】, 映画『凶悪』の元ネタ→上申書殺人事件の実話が凶悪過ぎる【アンビリバボー】のページです。Cosmic[コズミック]はファッション・カルチャー・芸能エンタメ・ライフスタイル・社会の情報を発信するメディアです。大人へ向けた記事をまとめて読むことができるWebマガジンを無料で購読いただけます。. こんなサービスがあるの知ってますか?

あなたは映画「凶悪」を観賞したでしょうか。あの映画「凶悪」は実話が元ネタとなっています。事実は小説よりも奇なりと言ったもので、まさかの実話の元ネタを実写化しています。「上申書殺人事件」と名付けられた事件をお伝えしていきます。

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