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グレースオブゴッド ネタバレ

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フランスで現在も裁判が進行中の「プレナ神父事件」。 コロナの影響で話題作の公開が延期になり、なんか面白い映画ないかなあと探していたら見つけたのが今作です。, インディペンデント系の映画はあまり見る機会がなかったのですが、今作は当たりでした。, 妻子と共に、平穏な日々を送っていたアレクサンドル。しかし、彼は決して消えない傷を抱え続けていた。実は、彼は幼少の頃、プレナという神父から性的虐待を受けていたのだ。そして、ある時、未だにプレナが子供達に聖書を教えていることをアレクサンドルは知る。自分と同じような被害者を出さないためにも、彼は自らのトラウマと向き合い、プレナ神父を告発する決意を固める。活動を続けていく中で、アレクサンドルは自分と同じような経験をしてきた人間が多くいることを知る。そして、とうとう教会側はプレナの悪事を認めた。しかし、なんと、教会はそのことをスルーしようとしたのだ。さらには、事実を知った現家族とも少しずつ溝ができていき…?, 映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし) | MIHOシネマ, そしてもう一人の映画のメインとして描かれる被害者エマニュエル役にスワン・アルローが演じています。, まあ、全然知らない俳優さんたちばかりが出ているのでもう本編の感想にいっちゃいます。(たいして知らなくて申し訳ない汗), フランス映画って静かで退屈な映画が多いというイメージがあるんですが、この映画なら普通に人に勧められます。, まずこの映画は神父が子供たちを性的に虐待をしていたというなかなかショッキングな題材を扱っています。, そして、そのショッキングな出来事を通して各登場人物の心の機微を非常の丁寧に描かれています。, 主人公のアレクサンドルはエリートサラリーマンで、妻子にも恵まれて幸せな家庭を築いています。, そんな彼は信心深いクリスチャンで幼少期から教会に通っていたりボーイスカウト活動に勤しんでいました。, しかし、その活動の中でみんなから信頼の厚いプレナという神父から性的虐待を受けていたという説明があります。, しかしそんな眠いテンションもアレクサンドルが、自分に性的虐待を行ったブレナ牧師と大人になってから再び対峙するところから物語のスピードが急激に上がります。, しかしそこに謝罪はなく、自分も特殊な性癖を持ち欲望を抑えられない被害者であるというよく映画で出てくるクソ野郎的な発言をします。, 告発をすれば当時の嫌な思い出をすべて思い出さなければなりませんし、今は守るべき家族もいます。, この映画のいいところは話を進めるにあたって勢いはあるのですが、決して勢い任せにせず登場人物の心情を丁寧に描いているところです。, 実際に虐待を受けたのは20年以上も前のことでなぜ今ごろそんな話題を蒸し返すのか、過去を忘れて家族と幸せに暮らしたらいいのではアレクサンドルは自問自答します。, 最終的には家族の応援、そして新たにブレナの被害者を出さないためにも告発を決意します。, このように人物の心情の変化とその過程をしっかり描き、物語を進めているところに非常に好感を持ちました。, 彼も過去に性的な虐待をブレナから受けており、警察から被害者の一人が告発をしたことを聞きます。, そして自分も告発することを決意し、そして被害者の会を設立した後に記者会見まで開いてしまいます(笑)。, しかしこのフランソワも家族との確執や他の被害者との考え方の違いでいろいろ衝突したりします。, 特に家族との確執が丁寧に描かれているのがすごく映画に感情移入しやすくしてくれます。, フランソワには兄さんがいるのですがフランソワは兄が被害者の会の活動に非協力的なことをクリスマスの家族とのディナーの席で咎めます。, 被害者の会の支援金として10ユーロを看破してくださいというのをSNSに投稿した際に兄さんからだけ応答がなかったためです。, お前が性虐待にあったせいで父親も母親も話題の中心はいつもフランソワで自分はいつもないがしろだ、という嫉妬や不満を持っていたんですね、, 何回もいいますがここら辺の確執の描き方が非常に丁寧で登場人物の感情を僕たち観る側もトレースしやすいんですよね。, というのもこの兄弟の父親が数日たって兄さんから預かってきた10ユーロを渡す場面が描かれるからです。, こういう、喧嘩した二人が照れ臭いからか面と向かって仲直りしないけど和解したんだなってわからせてくれる表現が僕は好きでした。, そしてそんなこんなで被害者の会はどんどん人数が多くなり記者会見とかも開いてどんどん大きくなっていきます。, そこら辺のスピード感や教会側のひどい対応を見せられるので応援したくなってくるし、悪を倒すというカタルシスも得ることが出来る作風になっています。, エマニュエルは前に紹介したアレクサンドルやフランソワと違い、経済的に貧しい環境で生活しています。, しかも普通にバイクに乗っているのでいつか事故るのではないかとひやひやしながら観ていました(まあ結局事故らなかったんですが)。, そんな彼もプレナに虐待を受けてそれに苦しんでおりそれがいびつな性格につながっています。, プレナのせいで自分の性器が変形してしまったといって弁護士に画像を見せるくらいですからね。, とはいっても彼は誰かを傷つけたりはせずに他の人の傷をいやしたりもでき多様な顔を見せてくれます。, 映画の終盤らへんで、アレクサンドル夫妻とフランソワ夫妻とエマニュエルがホームパーティをしていた時にたまたまアレクサンドルの妻とエマニュエルが二人きりになるシーンがあります。, そこでアレクサンドルの妻は、自分も小さい時に近所の信頼していたお兄さんから性的虐待を受けていたことをエマニュエルに告白し夫の辛さが分かるから応援していると告げます。, それをだまって受けれるエマニュエルの人間としてのやさしさとアレクサンドルの妻の辛い過去を聞いておっさんである私は、思わず泣いてしまいました。, そして最終的にはプレナと教会側でプレナの行為を知っていながら隠蔽していた関係者が実刑判決を受けたというテロップが出て作品は終わりましたが被害者の心の傷はまだ一生癒えないということを印象付けられるラストでした。, ということでいろいろ書いてきましたが、今作は僕のフランス映画の印象とは全く異なる作品でした。, 一度きりの人生を楽しむために、好きな人と好きな場所に行ったときの面白情報やお得情報を掲載していきます, yoshikiyachiさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog 2016年1月に捜査が開始された「プレナ神父事件」。フランスのカトリック神父が信者家庭の少年たちに性的暴行を加え続けていたことを告発するこの事件は、カトリック界に激震を与えるものとなった。今年3月、1審でベルナール・プレナ(元)神父に禁錮5年が言い渡されたが、その後プレナ氏は控訴している。, 「カトリック神父が少年たちに性的な虐待(および暴行)を加え続けていた」という事件は、2016年の第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した傑作社会派ドラマ映画「スポットライト 世紀のスクープ」が記憶に新しい。これは米国で端を発した同様の事件を記者たちが追い、スクープとして新聞掲載までこぎ着けるという、いわば「第3者的視点」で描かれていた。, しかし、本作「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」は、実際に被害に遭った人々の視点で、その後の人生をどう生き、また家族が彼らの告白をどう聞き、どう行動していったのかを、ドキュメンタリータッチで描き出している。また、舞台もフランスに限定されている。, 物語は、冒頭から何やら不穏な空気を醸し出す。「君もプレナ神父に触られたのか?」 主人公のアレクサンドルは、友人からこう問い掛けられる。彼はすでに40歳になっており、結婚し家庭を持っている。敬虔なカトリック信者として、今でも教会に仕え、リヨン大司教のフィリップ・バルバラン枢機卿とも懇意にしていた。子どもも2人与えられている。, しかし彼はこの一言で、かつて自分の身に起こった「忌まわしい出来事」の封印を解く決意をするのであった。バルバラン枢機卿に相談すると、「断固とした処分を下す」と口では言うが、なかなかプレナ神父への具体的な処罰を実行しようとはしない。それに業を煮やしたアレクサンドルは、ついに警察に告訴状を提出し、捜査を依頼するのだった。, 少しずつ「実は俺も・・・」と、被害に遭った者たちが集められてくる。結果的にその数は80人を超えるのだが、この「被害者の会」の結成とその先にある葛藤を描くのが本作の肝となっている。, 驚くべきは、物語が始まってわずか数十分で、アレクサンドルと、かつて彼に性的虐待を加えたプレナ神父とが直接面会するシーンが用意されていることだ。実際にそのような時系列で進んだのだろうが、従来の「映画の定石」からいけば、「ラスボス登場」は物語のクライマックスであるべきだ。, しかし、こんな早い段階でプレナ神父との対決を持ってきたのには理由がある。それは、プレナ神父一人の問題ではなく、カトリック教界全体にまん延する「悪しき習慣」とでもいうべき犯罪が、数十年間にわたって行われ続けてきたということをえぐり出すことを目的としているからである。, さらに恐ろしいのは、プレナ神父はアレクサンドルから「あなたは少年時代の私に性的な暴行を加えましたね?」とストレートに問われ、「そうだ。覚えている」と罪を認める告白をしていることだ。続けてプレナ神父はこう言う。「私は病気だ。これをやめることができない」, 何の良心の呵責(かしゃく)も感じられないトーンで、淡々と自らの「行為」を語るこのシーンは、自分のしたことがどんな大きな罪なのかをまったく自覚していない「怪物」の姿を描き出している。さらにこのような「怪物」が他にも大勢いて、彼らを叙階したカトリック教会の指導者たちは、問題を起こした神父たちを「配置転換」するだけで、まったく問題の本質に切り込んでいなかった(切り込む必要もないと思っていた)ことを、この作品は「淡々と」あくまでもそれが当たり前のことであるかのように、極端に感情的な揺さぶりをあえて避ける手法で描き出していくのである。, 本作の脚本・監督は、世界3大映画祭(ベネチア、カンヌ、ベルリン)の常連であり、世界的に名が知られているフランソワ・オゾン氏。日本ではまだ、ミニシアター系で上映される程度の知名度だが、国際映画祭で賞を総なめにするその力量は世界的にも認められている。ちなみに本作も、第69回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞している。オゾン氏はインタビューでこう語っている。, 「私にとって重要なのは子ども時代に傷つけられた男性たちの心の奥を語ることと、彼ら被害者の観点からストーリーを語ることでした。彼らの経験と証言には忠実でありつつ、周囲の人々やその反応については自由に描きました」, つまりプレナ神父の「怪物」ぶりも、実際に被害に遭った人々の視点で描き出されたものだということだろう。実在のプレナ(元)神父は、本作の公開に難色を示し、映画公開延期を求めて裁判を起こしたという。上映許可が下りたのは、何と公開2日前のことだった。フランスのメディアはこの映画が無事に公開されるかどうか、大いに注目したという。, 本作は、虐げられた者たちの回復の物語である。しかしそれを、ハリウッド映画のように、感傷的な音楽やお涙頂戴的な演出で描き出してはいない。あくまでもドキュメンタリータッチで、彼らの逡巡(しゅんじゅん)や決断を「そのまま」切り取るという手法を採っている。, 物語の最後に、とある人物から主人公たち(すなわち被害者たち)に対して、こんな質問が投げ掛けられる。, その言葉とともに、彼らの一人の瞳がクローズアップされていく。目が大きく開かれ、その問い掛けにどう答えようか逡巡する。, ここで観客である私たちは、自らが問われることになる。「自分だったらどうか。信仰を導いてくれた存在が自分を虐待し、そのどす黒い欲望のはけ口に少年時代の自分を利用していたのだとしたら。それでもその導き手が伝えた神は『神』として信仰することができるのだろうか」, 「グレース・オブ・ゴッド」とは、何と皮肉なタイトルだろう。しかも本作では、この言葉が最も似つかわしくない場面で一度だけ登場するのだから。, そして私たちも問われることになる。「それでもあなたは神を信じますか?」と。その答えはまちまちだろう。そうなることを想定して、オゾン氏は作品を「オープンエンド」にしたのかもしれない。, 本作は、観る側の私たちを試す作品でもある。クリスチャンであると自認する人は、ぜひご覧になっていただきたい。7月17日(金)から、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開される。, 1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院を卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科卒(修士)、同志社大学大学院神学研究科卒(神学博士、2011年)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(2012年、明石書店)。, いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。, 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